見やすいデザインを作るために知っておきたいこと
選挙デザイン研究所ではユニバーサルデザインの資格を持ったデザイナーが、「見やすくするための工夫」を念頭に置いてデザインを行なっています。
見やすいデザインを作るためには、どういったものが「見やすくないか」を知っておく必要があります。
視覚情報の取得に困難がある人の例
色覚障がい
昔は「色盲」と呼ばれていました。色の見え方に特性を持ち、例えば赤色や緑色が茶色っぽく見えて、茶色と赤色の区別がつきにくいなどです(見え方のパターンは人それぞれではありますが、1型P型・2型D型・3型T型などの分類があります)
【見やすくするための工夫】判別しやすい色使いやデザインを行う
読字障がい
発達障がいの一種で、ディスレクシアとも呼ばれます。似た文字をよく間違える、文字を一つ一つ拾って読むため単語をまとまりで捉えるのが難しい、長い文章を読んでいるとすぐに疲れるなど、こちらも人によって様々な状況があります。
【見やすくするための工夫】比較的読みやすいとされるフォントを使用する(教科書などは実際にそういったフォントを使用し、子どもたちの学習を助けています)
高齢者
加齢による「老眼」だけではなく、白内障の率も高くなります。白内障の症状の例として「かすみがかかって見える」「白っぽく見える」「黄色っぽく見える」「物が二重に見える」などが挙げられます(これが全てではありません)
【見やすくするための工夫】コントラストの強いデザインや色使い、読みやすいフォントの選定、文字の大きさの配慮