おしゃれポスターが正解ではない世界

選挙や政治のポスターと言うと、だいたいがコテコテでベタベタのあるあるデザインだというイメージでしょう。はっきり言ってしまえば「ダサい」ものも多いです。「ダサいのは嫌だからおしゃれなポスターが良いな」「おしゃれな方がたくさんの人が見てくれるだろう」「今風のナチュラルな感じがいいな」と考える人も少なくはありません。
しかし、それは時と場合によります。なんでもかんでもおしゃれなものが正解ではありません。
なぜこんなこんなことを言い出すのかというと、おしゃれポスターがそのおしゃれさゆえに全く人目を引かなくなることがあるのです。以前、X(旧Twitter)で少し話題になりましたが、風景に溶け込んでしまうポスターデザインというのがあります。
ずばりこれです。
都会のコンクリートジャングルだと、全く問題はありません。背景が白1色の公営掲示板でも問題なしです。家の壁に貼った時のイメージ画像を作成してみましたが、悪くはないと思います。
しかし、田んぼや畑に立てた広報板に掲示すると、途端に背景に馴染んでしまって、ポスターの存在感が無くなります。また、郊外の場合、車に乗っている人がポスターを見ることを考慮すべきです。つまりポスターの前を通過するのは一瞬です。ぱっと見て、ぱっと分かる必要があります。よーく見ないと分からないのは認識されません。
このような場所に掲示するなら、従来あるあるのコテコテデザインのほうが正解なのです。
ポスターそのものだけを取り出してデザインの良し悪しを論じるのはナンセンスです。掲示する場所や条件を加味して、デザインを決めましょう。